6.20.2015

トルコの映像機器メーカー Edelkrone

こんにちは、DKです。

最近、動画機材に興味があって探していると、面白いメーカーを見つけました。
edelkroneというトルコの映像機材メーカー。https://www.edelkrone.com/

どんなものがあるかというと、レールにそってスライドさせ、横や前後に流れる映像が撮れるものであったり、レンズのピントリングをダイヤルで間接的に回すことでブレや雑音を防ぐ装置などがあります。

Slider Plus
従来の半分の長さでありながら、移動距離を維持している。


このメーカーの製品には、今まで複雑になりがちだった機材をいかにコンパクト、シンプルにまとめるか?というコンセプトがどの製品にも共通しているのが分かりやすくて良いですね。

Pocket Rig
肩や腰でカメラを支えられる他、拡張性がある。


日本でもつい最近までは代理店を通して発売されていたようですが、現在はオンライン通販のみのようです。いつか使ってみたいと思っています。

6.19.2015

研究用に。

研究用に先日 GoPro を買ってみた。

色々と試し撮りしてみて、やっぱり面白い製品だなあと思う。



買ったのは少し前のモデルの HERO 3 というモデルだ。



GoPro HERO 3


映像確認用のバックモニタすらない、恐ろしいほどの軽量化と小型化。

デザインのディテールには「何故?」と思うような部分もあるが、機能性/機動性とデザインの無骨な印象がマッチしている。

マーケティング戦略、ブランディングなどは秀逸で、とても楽しい企業だと思う。



最近バイクに乗る際ヘルメットに取り付けて撮ってみる。

東京の夜景を撮るのに少しハマっている。






レインボーブリッジにて




コンパクトデジカメとしての性能も、解像度は申し分ないし、他にはない広角レンズの独特の歪みも面白い。









プロダクトデザインは見た目だけではない。


機能も性能もブランディングも独自性も、「ユニーク」であることが大事なのだと思う。





A.Oono

Borderless Inc.

6.18.2015

Sketch Video

最近はデザインプロセスを色々と動画に納めています。



この動画はアイデア出しとその中からのアイデア選定 (Screening) をしているシーンです。



CADモデリングやミーティング風景、製作風景など、他にも色々と撮っているので、折をみてアップします。








Product Sketching : Idea Screening (YouTube)









他のビデオもどうぞ。

Borderless on YouTube:
https://www.youtube.com/channel/UCvEO1YKQZnsMh0Tg4em8Plw





Borderless Inc.

6.13.2015

Leica Qが発売される。

こんにちは。DKです。

今日は最近発表されたデジカメ、Leica Q(Typ116)について書こうと思います。
Leica Qはライカの高級デジカメ。レンズは一体型で交換できません。

フルサイズセンサーにEVF内蔵、レンズはf1.7/28mm、画角のクロップ機能、光学式手ぶれ補正機構、Wifi/NFC機能搭載、と、昨今のミラーレスの流行を全部入りしたようなモデルです。

他社と大きく違い、ライカMシリーズから続くマニュアルの操作性を残しているのも見逃せないですね。

デザイン面において、マニュアルのダイアル操作が有利なのは、カメラの状態が統括して確認出来る点のみならず、選択していない数値も一緒に見ることが出来る点だと思います。
デジタルカメラのほとんどは、選んだ数字しか表示しません。要は頭で数字を考えるよりも、表示してある数字を動かす方が、操作と機能が直結するのでユーザーフレンドリーであると僕は考えています。

さて、流行とは別路線の伝統を重んじる方向性で来ていたライカが、こういった今風の全部入りモデルを出すのは珍しいような気がします。


もともとレンジファインダー機はミラーレスとのコンセプトの親和性がありますし、高級レンズ一体型デジカメの王道として人気が出そうです。

そういえばレンズ交換式のミラーレス、Leica T(Typ701)はアウディのデザインチームが手がけていましたが、このライカQも同様なのでしょうか。
Leica T

6.09.2015

Our own Product

すっかり Borderlog の更新から遠ざかってしまっていますが、忙しく活動させていただいております。


Borderless で企画/デザインから開発している、ニュープロダクトのご紹介です。



2015/03/24 Asahi



少し前になってしまいますが、朝日新聞社に取材をしていただきました。

関東版の3 / 24 の火曜夕刊 一面に掲載いただきました。

左上のヘルメットの写真が Borderless の紹介です。

都内で起業家が増え、モノづくり拠点や投資家・投資会社の動きが活発になってきていることに関連して、
お声をかけていただきました。


「見たよ」とお声をかけてくださった皆様、有り難うございました!




この時点ではまだプロトタイプとして課題が山積していたので、告知はしなかったのですが・・

その後開発を着々と進め、First Prototype と呼べるところまできました。








製品化に至るまでには、まだまだ問題はいくつもありますが、クラウドファンディングへのチャレンジも含め、現在企画進行中です。


近々ご紹介いたしますので、楽しみにお待ちください!







Borderless Inc.

5.28.2015

プロダクトの軽量小型指向が生み出す新たな問題

こんにちは、DKです。

今日はプロダクトの軽量小型化について書こうと思います。

ものの大きさ、重さは、メカパーツを多く含んだプロダクト製品にとって、一つの足かせのようなものだと思います。特に人に近いプロダクトであればあるほど。


いかに軽量でコンパクトにするか?
日本のものづくりの得意とされる部分ですね。しかし、軽量小型化を進めるばかりに製品の構成要素までもが取捨選択を迫られるケースが多々あります。

例えば、携帯電話からスマートフォンの転換におけるキーボタンの消失がその典型的な例です。ボタンの代用としてタッチパネルが使われ始めました。


携帯電話のボタンにメリットがどれほどあったかと言えば、一番はレスポンスが感触として返ってくるところでしょう。押し間違えも少なくなります。
タッチパネルは押した感触が無く、また他の指を置いて操作することが出来ないため、ボタン操作に比べて疲労感が格段に多いとも言われています。


アナログだったものをデジタルで代用する。それは軽量小型化への一番の近道であり、コストカットにもなります。しかし人間の形状や大きさが極端に変わらない限りは、プロダクト側の根本的な問題の解決が切っても切れない命題になり続けるのではないかと思います。ただし、デジタルはアナログとは比べ物にならないほど進化が速いので、そういった問題が皆無になる日も来るかもしれません。
長期的に見ると、現在はデジタルとアナログのバランスのいいとこ取りが望める良い時期なのかもしれませんね。

5.25.2015

Why Borderless.

以前少し触れたが、新しいプロダクトをクラウドファンディングで実現させるために、現在開発を進めているプロジェクトがある。


もう 4 年以上も前から、ずっとこういう製品が欲しい、と強く思い続けてきたもの。。



ここ一年半はそのことにずっと取り組み、普段の仕事と並行しながら開発を進めてきた。


最初は一人だったが、「おもしろいね」と開発を手伝ってくれるようになった素晴らしいメンバーがいる。



先週末には撮影も終え、これから PR 用の資料やビデオ、Web などをつくるのに忙しくなる。

モックアップは美しく仕上がったと思う。


*****


Borderless はデザイン会社であると同時に、自らがリーダーシップをとって「新しい価値をもつデザイン」を生み出す会社にしていきたい。

デザイン会社のスタートアップだと考えている。


つくりたいものを創りたい。











A.Oono

Borderless Inc.

5.21.2015

写真家上田義彦『A Life with Camera』

こんにちは、河野です。
すっかり、夏らしい気候になってきましたね!
最近、視野を広めようと分野に限らず、展示にいっております。

昨日は写真家 上田義彦さんの展示を見に行ってきました。




サントリーの烏龍茶や伊右衛門の広告写真を手がけられた方です。




言葉での表現は難しいのですが、その場の空気感や湿度まで伝わってくるような色調、
陰影の使い方をされていたり、映し出された人物の性格までどことなく想像できるかのような雰囲気を醸し出しています。




映し出された森にはなにかが潜んでいそうな、少しどきりとする写真です。



今後とも質の高い作品を見て、目を養っていこうと思います。

7月26日まで開催しておりますのでご興味ある方はぜひ!
http://gallery916.com/news/



Borderless Inc.

5.17.2015

一眼レフの内蔵ストロボについて

こんにちは、DKです。
今日は一眼レフの内蔵ストロボについて書こうと思います。

デジタル一眼レフはファインダー部にストロボを内蔵しているのが主流です。
しかし、プロ機と呼ばれる上位機種には基本的に内蔵されていません。ストロボが無い分、下部にあるプリズムを大きくすることでファインダーの性能を上げやすいのと、必要なら専用の外部ストロボを使った方が撮影の幅が広いためです。

Nikon D4のカットモデル

最近では、一般機でもストロボを内蔵しない機種が現れてきました。
センサーの高感度性能の向上でストロボがなくても暗いところで撮影出来るようになった点と、そもそもストロボの使い方に慣れていないと不自然な写真になりがちだからでしょう。
Canon 6D


ミラーレスカメラでは光学ファインダーが無い分、スペースの制約が少なく、ストロボのポップアップに工夫しているものも多いです。中でもZ型に収納されている機種では下の写真のように指で発光方向を変えることが出来ます。
Fujifilm X-M1

デザイン面では無い方が見栄えが良いですが、無いよりはあるに越したことはないと形容されるカメラの不思議なパーツ。
自分の意見としては、暗いところ以外でもストロボが活躍する場は多くあり、単に付けました以上のバリューを出すべきではないかと思います。ミラーレスのようにポップアップの仕組みを再考してみると、一眼レフでも造形と機能の両立ができたりはしないでしょうか。

5.07.2015

潜水艦の中に飛行機をどう収納するか。

こんにちは、DKです。

さっきまでNHKで伊400という潜水艦のドキュメンタリーを観ていました。
歴史秘話ヒストリア『幻の巨大潜水艦 伊400~日本海軍 極秘プロジェクトの真実~』という番組。

最初は単に、テレビを付けたらやっていただけなのですが、興味を惹かれたのが潜水艦に戦闘機を3機も搭載するという無茶な話。途中からでしたが最後まで見続けてしまいました。

幅のある戦闘機を狭い潜水艦にどう収納するかというと、なんと主翼を下に90度曲げ、それから後方に倒すというのです。そんな機構を持ちながら実際に飛行が可能であるとは驚きました。まるでアニメの世界です。飛行機や戦闘機について門外漢なのですが、別にそれほど珍しいものでもないのでしょうか?


潜水艦に飛行機を積むなんてことは普通ありえないですが、戦時中は奇襲のために考えられたのでしょう。アイデアさえあれば、突拍子もないような事でも実現に出来る人の力に改めて驚かされました。
潜水艦は現存しないものの、戦闘機はアメリカのスミソニアン博物館に1機だけ保存されているようです。


5.05.2015

ラジオがほしい。

こんにちは。河野です。
最近すっかり暖かくなり、過ごしやすいですね。

さて、最近の私は家でなにかと作業をする機会も多くなり、
テレビを封印し、ラジオを聞いています。(テレビを見るとだらけてしまうので…)

現代ではなかなか聞いている人も少なくなっているかと思いますが、
ラジオはなにか作業をしながら聞くには丁度いいです。

携帯でラジオを聞いていたのですが、一日つけている時間も多いので
本格的なラジオが欲しいと思い、探して見つけたのがこれです。





ディーター•ラムス氏デザインのBRAUN T3です。
極めてシンプルで必要な要素しかないデザイン。
出っ張ったスイッチなんてなく、局番号を変える時はスマートにくるくる。

あれ、このくるくるどこかで…

そうなんです、この製品がipodのモデルとなった形なんです。
ジョブス氏に限らず、世界中のデザイナーに影響を与えているデザイン。


これはすぐに欲しい!!


と思いきや、海外のラジオなので日本の電波は拾わないんですね〜。残念〜。

これいいよ、というラジオあれば御一報いただければと思います。



Borderless Inc.

5.03.2015

The Gun Design

Apple に Marc Newson が加わったことで、Apple Watch を含め

「プロダクトデザイン」

というカテゴリーにさらに注目が集まってくると思う。



この間知ったことだが、Marc Newson は銃もデザインしているそうで、調べてみた。





Beretta  486 by Marc Newson.











銃のデザインについては、「動物を殺すプロダクトなんて」と思っていたが、

驚くほど美しかった。





人体工学を考慮された流線型や、伝統的でありながら古さを感じさせない素材使い、

メカの新しい意匠へのトライなど、とても見応えがある。








特に guard fixing と呼ばれる銃口とウッドブリッジを繋ぐ部分の彫金の意匠は、日本の

伝統工芸を思わせる仕上がりで、和洋折衷的な印象もあって美しい。




「ハンティングはスポーツ」と捉えると、ハンターのモチベーションを高めながら、かつ機能的である、おそらく部屋に飾っても美しい「これ」は


「この世に存在していてほしい銃」


だと思う。 




変な表現かもしれないが。







A.Oono

Borderless Inc.