3.13.2015

デザイン料の相場と考え方(1)


デザイン料の相場とその考え方について。


デザインの仕事についていろいろとお話をいただくようになって、特に質問されたり、問い合わせの多い内容のひとつに、

「デザインの相場っていくらなの?」

があります。



デザイナーと頻繁にお仕事をされたり、会話などやり取りをされることのない方にとって、ここの部分はとても気になる点だと思います。


ひとつだけ確実に言えることは、

「デザインの専門教育を受けていないデザイナーには相談/依頼をしない」

ということ。


WEB の普及もあり、「デザイナーの定義」や「職業としてのプロ意識」がとても曖昧なものになってきていると感じます。



なので、自身が考える相場とその考え方についてまとめてみました。

業種や地域によってそれなりに違いが出てくると思うので、一概には言えないかもしれませんが。



まず、デザイン料の算出方法と支払いについて。

算出方法については以下のパターンが一般的でしょうか。



 A. 【単価方式】人件費単価(+ 経費/試作費)x 日数 = デザイン料

 B. 【創作費分離方式】創作費(アイデア費) + 作業費(人件費)+ 経費 = デザイン料

 C. 【条件算出方式】条件に応じた費用(出張や修正回数など)+ 経費 = デザイン料



また、支払いは

【イニシャル一括方式】(プロジェクト終了もしくは納品完了後に一括で支払い)

か、

【イニシャル分割方式】(プロジェクト開始時に一部支払い、その後何段階かに分けての支払い)

があります。

【イニシャル分割方式】は長期にわたるプロジェクトの場合に有効だと思います。


コンサルティング契約や顧問契約のように、契約の一定期間 月額の支払いや、製品の売り上げに応じて支払う、ロイヤルティ契約なども場合によって存在します。


デザイナーと会話する際の参考にしてみてください。



次回は相場、デザイン料の目安について書きたいと思います。








Borderless Inc.



参考:
公益社団法人 日本インダストリアルデザイナー協会  http://www.jida.or.jp
公益財団法人 日本デザイン振興会  http://www.jidp.or.jp








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