2.13.2015

モーターサイクルはデザイン。

昨日は雑誌の編集者の方が事務所に来られ、取材にご協力していました。


一昨年あたりから、機会をいただいてコンスタントに取材にご協力しています。


大きな理由としては、モーターサイクルデザインはカーデザインに比べてメディアで語られることが圧倒的に少ないから。



私自身が駆け出しのデザイナーだった頃、情報が少なくてとても苦労しました。

上司や先輩の苦労話やケーススタディ、過去の作品を食い入るように見て研究し、自分のモノにしようと努力しました。

もっと客観的にデザイン理論を知りたい、とずっと思っていましたが、参考になるメディアや文献などはほとんどありません。

「感性」が重要な乗り物なので、言葉で説明するよりもっとエモーショナルに、感覚的なデザインが求められてきたのも一つの理由かもしれません。


ただ、デザインについて知識の乏しいライダーや若いデザイナーたちに、もっとデザインを語れるようになってほしいし、それがモーターサイクル業界の活性化の一助にもなると思っているので、今後も機会があるごとに積極的に協力していこうと思っています。




日本では「バイク」というと、コミュニティが限定されているためか、なかなかデザインになじみがないように思われますが、実はバイクはデザインの塊です。


むき出しのエンジンやフレーム、タンクがあり、タイヤがついているだけに見えるかもしれませんが、ヘッドランプやテールランプ、スピードメーター、ホイール、エンジンカバー、駆動/制動ディスクやスプロケット、全ての外装カバー類、各種ステー、シート、ステップ、マフラー、スタンド、スイッチ類、配線類の通し方に至るまで、ありとあらゆるパーツがデザインの対象になります。


カーデザインについてはよく知られている方も多いと思いますが、実はモーターサイクルデザインはクルマの比にならないほど、デザインするパーツの種類は多いです。


素材にせよ様々な特徴あるパーツ類にせよ、素材特性と加工知識についてはかなり貴重な経験をたくさんさせてもらいました。



下のイメージは GK Design 在籍時に手がけたモデルで MT-09 と言います。








デザイン性や新しいコンセプトが評価されて、ドイツの iF  Product Design Award と Red Dot Design Award をダブルで受賞しました。

目に入るパーツのほぼ全てがデザインの対象で、デザイナーの手を通して作られています。



改めて取材に協力した記事についてはご紹介させていただきますが、今後も何かしら、モーターサイクルデザインについて書いていければと思います。



A.Oono
Borderless Inc.




MT-09

http://www.yamaha-motor.eu/designcafe/en/index.aspx?segment=Roadster&view=article&id=538943

http://www.yamaha-motor.eu/eu/products/motorcycles/mt/mt-09.aspx

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