8.15.2015

IoTについて その5

こんにちは、DKです。

IoTの例として前回は身近なデバイスのPebble timeを挙げました。
今回はもっと大きな事例を紹介します。


イギリス、ロンドン地下鉄は年間10億人以上が利用すると言われ、現在に至るまで150年以上も使われ続けている、歴史のある交通機関です。その一方で日本の地下鉄に比べ、故障や遅延が多いと言われていました。
そんな中、近年IoTによる監視システムを導入することで状況が変わりつつあります。



この監視システムは、設備の稼働状況を中央管理センターで常時モニタリングしており、例えばエスカレーターの振動データに異常なパターンが検出されると警告を出すようになっています。これにより、予め事故を回避することができるだけでなく、利用客の多いラッシュを避けて修理や整備にあたるなどの対処が可能になりました。

ロンドン地下鉄ではIoTの導入後、メンテナンスなどにかかるコストをかなり削減できるとしており、ビジネス面でも確かな実益が見込まれていることが分かります。
この監視システムはニューヨークの地下鉄管理にも採用される可能性があるとも言われているようです。

ロンドン地下鉄は2020年に新車両が登場することが決定しており、最新鋭の地下鉄システムとして生まれ変わっています。列車も新しくなるというと、列車内の気温をIoTで常に快適に保つなどの活用が考えられますね。


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