4.24.2015

カールツァイスのBatisシリーズについて思うこと。


こんにちは、DKです。

カールツァイスが22日、ソニーEマウント用レンズの新シリーズ「Batis」を発表しました。
先に発表、発売されている「Loxia」シリーズと違い、AFレンズになっています。

Batis 2/25


鏡胴に有機ELディスプレイを備えるのが特徴で、合焦距離と被写界深度を表示するようです。


Batis 1.8/85


カメラは日々進化し続けていますが、レンズは逆に退化してきたと言えると僕は思います。
なぜなら、ボディのオート化、デジタル化にともない、レンズに割り振られていた大半の機能が失われてきたからです。
例えば、AF化によってMF専用のピントリングが無くなり、距離目盛りをつける必然性も薄くなりました。また、絞り機構伝達のデジタル化で、絞りリングも無くなりました。

昔のMFレンズの例


現代のAFレンズの例(SIGMA DNシリーズ)

極論言えば、現在のレンズは一切人の手で操作する必要のない、単なるガラスの詰まった筒になっています。もちろん、現代のすべてのレンズがそうではないし、逆説的に言えば、それだけ便利になっているとも言えます。

今回のように、レンズにディスプレイという新たな機能を付けたことで、レンズ本体の利用価値が再び高まるのであれば、今後もデジタルならではの新しい価値が生まれてくるのでは、という想像が広がります。

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