1.25.2016

MT-09 & MT-09 Tracer

また MT-09 関連のコンテンツになってしまいますが・・


先日 BIG MACHINE 誌さんから最新号をいただき、その内容が「世界のビッグバイクオールアルバム」という内容だったのでご紹介。


その中で、昨年の国内販売台数が掲載されており、目を通すと。


1.  MT-07 (YAMAHA)  2,562 台

2.  MT-09 (YAMAHA)  2,422 台

3.  MT-09 Tracer (YAMAHA)  2,406 台

4. Sportster 1200 (HARLEY DAVIDSON)  1,947 台

5. CB1300SF / SB (HONDA)  1,450 台

6. Sportster 883 (HARLEY DAVIDSON)  1,344 台

7. GSX-S1000F (SUZUKI)  1,303 台

8. CB1100 (HONDA)  1,267 台

9. Softail (HARLEY DAVIDSON)  1,150 台

10. BOLT (YAMAHA)  1,123 台


*401cc~の大排気量モデル比較のみ。 (BIG MACHINE 誌より)

という結果。

MT シリーズが 1, 2, 3 と上位独占していた。


MT-09はこのカテゴリーで 2014年 - 2015年の販売台数 1 位だったので、好調が続いているようで、非常に嬉しい。


しかも、次点に入っているのがこれまた MT-09 で、プラットフォーム戦略の派生モデルである MT-09 Tracer だった。


コンセプトデザインとデザインスケッチで開発のキックオフから携わったプロジェクトなので、これもとても嬉しいニュースだ。


どちらも思い入れ深いモデルだが、大変だったのはやはり MT-09 の方だろうか。。




MT-09




MT-09 Tracer



Tracer では安易な MT のファミリーデザインを狙うのではなく、全く違う表情やキャラクターの演出を考えた。

当初は " Floating "というデザインテーマでアイデアを練り、各空力パーツが「浮いている」ような軽やかなデザインを提案した。


製品にもそのキャラクターがよく反映されたと思う。

最初のキースケッチから概ねデザインは踏襲されている。


無駄のないシンプルなラインと「薄い」サーフェスの造形。


BMW の GS シリーズに代表されるような、「低重心で安定感のある」デザインがこのカテゴリーの特徴だが、そのトレンドとは真逆をいく、軽やかでシャープ、エッジが効いて繊細な表情をデザインで表現した。

製品化にあたって少しもっさりしたボリュームも加わってしまったようだが、ユーザーには受け入れられているようなので安心した。


欧州には Dark Dog Rallye Moto Tour というレースがあって、このレースはレギュレーションの縛りが厳しくなく、色々なタイプのモデルが参戦する。

そんな異種格闘技のレースで最強、最速を目指したモデルだった。




こちらも北米、欧州を中心に日本、東南アジアなど世界中に展開されるモデルなので、街でもし見かけることがあったら、



「良いご趣味ですね」



と声をかけていただけたら嬉しい。





A.Oono
Borderless Inc.

0 件のコメント:

コメントを投稿