テレコムセンターで 2 日間に渡って開催された、ハッカソンに参加してきた。
アイデアソンには以前一度参加したことがあるが、ハッカソンは初めてだ。
総ハック時間 38 時間に及ぶ、気の遠くなるような 2 日間だったが、良い経験になったし、得たものも大きかった。
14 日午前 10 時の開会宣言から、午後の「ハック宣言」と呼ばれる中間発表。
この中間発表時に「ハックするテーマ」を宣言する。
その後はひたすらハックタイム。
この二日間で、これまでの 5 年分くらいの「ハックする」というワードを耳にすることができた。
自身はほとんどプログラミングの心得がないので、一緒に参加した、小学 3 年の頃から知っている TS 君との協業。
結局その日はテレコムセンターの 14 階に泊まりこむことになり、久々の耐久制作作業。
提供されるお弁当は美味しかったが、この 2 年ほどの間で稀に見るハードさだった。
ただただ面白かったのは、Geek と呼ばれる人たちの輝かしさ。
「ぼっちソン」と称して、たった一人で膨大なコーディングに立ち向かう男前プログラマーもたくさんいた。
彼らがざっと教えてくれただけでも、プログラミング言語には
Java, Rails, JavaScript, Nord JS, C+, C++, Unity, Swift, Ruby, Perl, Scala, Python, PHP, C#, jQuery
など気が遠くなるほどあり、マルチな Geek (マルチ言語派というらしい)は、複数の言語を使いこなす。
今回のハッカソンでは、それら複数の言語を鮮やかに使い分けてシステムやサービスを構築しているプロダクトをたくさん見ることができ、非常に良い刺激になった。
見たところ、彼らはあまりビジネスライクにプロダクト開発に取り組むことはないようだ。
「仕事じゃないので、真面目に取り組みます」
と慎み深く言い切る姿には笑ってしまった。
「自分が欲しいから」とか、「何となく作ってみたいと思ったから」といった理由で、とんでもないクオリティのプロダクトをたった 38 時間で生み出す姿はインスピレーションに溢れている。
また、開発者の聖なる言葉なのか、
「そして、世界をつくります」
や
「すなわち・・世界をつくります」
と穏やかな笑みを浮かべつつ言い放つ姿も、単純に格好いいと思った。
「音声認識を利用したブレストのためのインターフェース」や「顔認識で可能にする健康管理」、「夢のコントロール」、「顔整形シミュレーションツール」など、どれもユニークな視点とコンセプトで楽しかった。
自身のチームは「半径 2 km以内でワークアウトの仲間を探し出す」というコンセプトで TeamUpper と冠した Web サービスの構築にチャレンジした。
不定期・不規則な仕事の後や、国内/海外などの旅先で、ローカルのワークアウト仲間を瞬時に探し出し、アクティビティやイベント、地元の愛好会にジョインすることができるアプリケーション。
個人同士でオファーを出し合うこともできる。
走るペースや相手が上級者かどうかなど、事前に星のグレードなどで確認するアイデアも。
ワークアウトの airbnb や UBER の周囲の可視化サービスのイメージを組み合わせたプロダクトにしたかった・・が、いまいち Hack が足りなかった。
自分が身近にあったらいいと思えるサービスなので、もう少し詰めてみたい。
www.teamupper.jimdo.com(*unfinished)
今回一つ学んだことは、デザインこそハックの精神が最も大切であるはずなのに、それが出来る個人や企業がとても少ないこと。
思えば自身がデザイナーを目指したのも、「世界をつくりたい」からだったと思う。
アトムとビットと形は違えど、彼らの「つくる精神」にはとても感銘を受けた。
そろそろ寝ずに 42 時間になるが、、参加できてよかった。
A.Oono
Borderless Inc
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