9.29.2015

IoTについて その10

こんにちは、DKです。
早いもので、IoTの記事も10回目です。

「I4.0」という言葉をご存知でしょうか?
ドイツの国家プロジェクト「インダストリー4.0」の事で、工場のデジタル化を目指しています。
製造に関わる機会をネットワークで繋ぎ、開発から生産、流通までのデータを共通化することで、情報をリアルタイムで収集、分析します。それによって自動的に生産量を調節できるようになったり、量産品と同じコストで小ロット製品を作ることができるようになるなどと言われています。

4.0の数字が表す通りこれは4番目を指していて、何の4番目かというと、第四次産業革命を意味し、「IoTによる自動化」と言われています。
これは18世紀後半の「蒸気機関による自動化」(第一次産業革命)、20世紀初頭の「電力の活用」(第二次産業革命)、1980年代以降の「コンピューターによる自動化」(第三次産業革命)に次ぐ位置づけです。

ドイツがI4.0を推している背景には、低コストを武器にしている他国や製造領域に進出を加速しているアメリカのIT企業への牽制があり、I4.0を標準化することで次世代の製造業界でリードしたいという思いがあります。

セキュリティの面や通信インフラの整備など、現状での課題も多いようですが、I4.0規格の標準化が進み、小ロット生産が主流になれば、普段お店で目にするような工業製品にも目に見える変化が出てくる可能性が大いにありますね。

9.24.2015

FailCon


シリコンバレーには面白い文化がある。

前に一度言葉だけは聞いたことがあり、その後ある記事を見てそう思った。


" FailCon "


FailCon とは、スタートアップ企業が必ず味わう苦い経験を体験者(スタートアップのファウンダーなど)がスピーカーとして語り、起業を志す人たちや同じ悩みを持つ人たちと共有する。

「数々の失敗ケースから学び、成功に繋げる」という趣旨のイベントだ。

2009 年から年に一度、San Francisco で開催されているカンファレンスらしい。



特に内容が面白かったのは、最近何かと話題に上る UBER のファウンダー Travis Kalanick の " Uber Case Study "のキーノート。

直訳すると「超すげえ事例の研究」という感じだろうか。




以下記事を抜粋。

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多くの失敗経験を持つ起業家は沢山いるが、おそらくTravisほど多くの、そして厳しい修羅場をくぐり抜けて来た起業家は稀であろう。自身も「世界中で最もラッキーでは無い起業家」と自負している。ちなみに、「もっともアンラッキーな起業家」では無いのは、最終的にエクジットまでたどり着いたからだそう。それでは、彼のスピーチで語られた失敗歴を幾つかご紹介する。

自身の投資家に訴えられる

第一次ドットコムバブルの90年代後半、UCLAに在学中に友達とP2P系のサービスを立ち上げた。時流に乗り、LA地域の大物投資家から投資を受けたのは良いが、契約書をよく読まずにサインをしてしまった。他の投資家に事業の話をしてはいけない旨の条項に反した疑いで、告訴される。その翌日に、そのニュースがWall Street Journalに記載され、会社の評判が最悪に。投資家は怖い人たちだと学ぶ。

主要エンタメ企業33社から合計$250Bの訴訟を受ける

提供していたのがNapsterと同系のP2Pファイルシェアサービス(ユーザー同士が音楽や映画のファイルをネット上で交換可能にする)だったことで、2000年にアメリカ国内のエンターテイメントコンテンツ提供企業、合計33社からコピーライト違反の疑いで2,500億ドルの訴訟を起こさる。ちなみに訴訟額はその当時のスウェーデンのGDPとほぼ同じ。賠償金が払えないので会社更生法を申請。その後、破産申請を取り扱う裁判所にて、会社及びサービスを合法的に手放す為に、買収の為のオークションを実施。30分以内で会社が売却される。

ネットバブル崩壊後の2001年にネットワーク系の会社を立ち上げる

上記のテクノロジーをベースに、訴訟を起こした33社への”復讐”を果たすため、メディア系企業がユーザーとなるサービスを提供するRedSwoosh社を設立するが、ネットバブル崩壊直後だった為に、誰にも相手にされない。ある有名投資家には、「ネット系ビジネスは終了した。全てのイノベーションは出尽くした。」と言われる。日銭を稼ぐ為にコンサル業務を行う。

共同創業者に裏切られる

投資を検討してもらっていたSONY Ventures社に共同創業者(Co-founder)がこっそりメール。その内容は、「どうせこの会社はうまく行かないので、僕とエンジニアを雇ってくれないか。」後日、メールを見つけた時は足下が崩れる思いをする。その後共同創業者をクビにする。のちに財務を担当してた彼が会社の税金をごまかしていた事が発覚。連邦政府への税金未納の罪で刑事訴訟寸前までに発展。

滞納していた税金と従業員の給料を払う為に奔走

税金未納の罪で実刑になるのを防ぐため、そして、7人居る従業員の給料も3ヶ月滞納してた為、必死で投資家に出資を頼み込む。やっとの事で非常に不利な条件で$300Kの資金を調達するが、税金と給料を支払った後に残った額は$90K. その後少しでも会社を存続させる為に、従業員はパートタイムになる。その後も会社存続の為に常に資金調達に追われる。

Microsoftからの買収オファーを受けるが…

開発していたシステムに対して、Microsoft社がWindowsへの組み込みを検討。会社の買収を持ちかけるが、直前まで金額が明かされない。非常に興味があると散々じらされた後、最終打ち合わせ当日に初めて公開された契約書に記載されていた金額は、たったの120万ドル。90万ドルの負債があったため、実質は30万ドルの買収オファーになってしまうので、打ち合わせを10分で終了(破談)。

Twitterで初めて届いたメッセージが退職願

資金難に直面した為、1人を除いて全てのエンジニアが会社を去る。その後カンファレンスに参加中にTwitter経由で初めて届いたメッセージは、140文字で綴られた最後のエンジニアからの退職願。その内容は、「今まで有り難うございました。僕はGoogleに転職します。さようなら。」ちなみに、彼をGoogleへ引き抜いたのは、以前に裏切りでクビにした共同創業者。

エンジニアの辞職により商談決裂

上記と同じ時期に年間100万ドルのディール交渉をAOLと行う。順調に進み、契約書の最終調整を行っていた矢先に、全てのエンジニアが退職した事実がメディアにタレ込まれ、ディールが破談になる。

会社にエンジニアが不在

2005年頃になると資金難が理由で社内にエンジニアが不在になる。知り合いに紹介された変わり者のエンジニアに必死でしがみつく思いで仕事を依頼。しかも彼には本職があり、手伝ってもらえるのは火曜日と木曜日の午後10時以降のみ。

経費削減の為にタイへ移住

自分達で安価なオフショアを実現する為に、生活費の安いタイへ2ヶ月間移住する”セルフ・オフショア”を行う。その影響か、100万ドル出資していた大口投資家が投資の打ち止めと、投資額の返却を要求。それを補填する為に、既存投資家、新規投資家、商談中クライアントを含む4社同時契約を行い、気が狂いそうになる。

10年間自分への給料は0

投資家に騙され、大手企業から訴訟を起こされ、共同創業者に裏切られ、資金調達に奔走していた10年間、自分への給料は全く払う事が出来なかった。その間は両親と住み、食事はカップラーメンのみ。もちろん彼女はできない。彼は実にそのような日々を10年間過ごして来た。
その後、彼の会社、RedSwooshは2007年にライバルのAkamai社へ2,300万ドルでバイアウトを成功させる。
Travisによると、これまでの数々の苦労を考えると、現在のUberにおける多少の試練は、子供の遊びのような感覚だと言う。相当の修羅場をくぐり抜け、それでも自分とヴィジョンを信じ、あきらめなかった彼には最大限の敬意を表したい。正に、”A winner never quits, A quitter never wins.” (勝者はあきらめない。あきらめる奴は勝者にはなれない) である。
プレゼン後の質疑の際に、「もし10年前に戻れるとして、今説明頂いた数々の苦労をしなければならないと分かっていたとして、あなたはそれでも会社を始めますか?」との質問に対して、Travisは一言、「当たり前じゃないか。色々あったけど、最終的には$23mでExitしたんだぜ!」と答えた。その際に彼の目に光っていた涙が全てを物語っていた。彼はこの10年間でお金では買えない何かを手に入れたのであろう。
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freshtrax | By Brandon K. Hill / Nov. 6 . 2011 より



この記事は笑わずに最後まで読めない。

日本でこんなスタートアップの話は聞いたことがないし、US ならではの環境ということもあるだろう。

それでもこの苦労を乗り越えて、UBER で成功を手にしている Travis には拍手を送りたい。


夢を叶えるために 10 年両親と同居しながら、カップラーメンを食べ続けてプロダクトを開発する。

ちょっと想像もつかないが、この「努力が無駄になる世界などあってはならない」を現実にしたようなストーリーはとても心に残った。


東京でも UBER を利用しなければ、と思う。






A.Oono

Borderless Inc.

9.21.2015

IoTについて その9

こんにちは、DKです。

今日はPebble Timeについて書こうと思います。
「IoTについて その4」にレビューは書いたのですが、購入してからはや2ヶ月強、以前とは使い方が変わってきたので、それについて追記しようと思います。

まず思うことは、情報は認識できて初めて価値があるのだと言うことです。
Pebbleは日本語表示に対応していないので、通知が来ても文字がロの字になって表示されてしまい、情報を読み取ることが出来ないのです。そのため、結局はスマホを取り出して初めて内容を把握することになります。iOSではPebbleの日本語化をすることが出来ず、Android端末が必要になります。僕はiOSユーザーなので、最大のセールスポイントを享受できていないのです。

前回、タイムラインが優秀だと書きましたが、今は全く使っていません。
例えばスケジュールなら、PCで1ヶ月分表示させた方が当然見やすく、わざわざPebbleで明日明後日の予定を確認することが無いからです。
天気もスマホで先1周間分を確認しているので、明日明後日の天気が見れても感心しません。
見せ方は良いと思うのですが。これらはどうしても画面サイズが小さいことが起因していると思います。

Pebble Time Timeline


その代わりに、アプリを使うことが定着しました。
音楽アプリの操作を手元で行う、タイマーを手元で使う、カレンダーを手元に表示させる。など、どれもスマホにある機能ですが、スマホを取り出す必要がなくなるので重宝しています。
Timer+


このように、Pebble Timeを情報確認ツールとしてではなく、スマホ機能のコンパクト版として使っているというのが最近の使い方です。

今のところ、スマートウォッチの割には機能過多ではないものの、従来の時計の延長にあるストレスレスなプロダクトとして、とても優秀だと感じています。
電池の持ちが良い点も、スマートウォッチらしからぬのかもしれません。

9.16.2015

No.1 Motorcycle : Motorcyclist magazine

先日、9 月 1 日発売の Motorcyclist 10 月号の特集で取材を受けた。

テーマは、
「2015年モデル 上半期ナンバーワン!」
というもの。


テストライダーや海外ジャーナリスト達が思い思いの「ナンバーワン」を挙げ、その理由について取材を受けている。

それぞれの視点の違うバイク選びが非常に特徴的で面白い特集なので、是非書店でチェックし、購入を。






自身は「MV AGUSTA : Tourismo Veloce 800」を挙げることにした。

詳細は是非誌面を読んで欲しいが、やはり Made in Italy のデザインは美しいの一言。
発想の違いやディテールへの執念が製品に表れている。

生活を彩るプロダクトを単なる「道具」として解釈してしまうのではなく、「美しいアピアランス」を追求しようとする姿勢が圧巻だ。

多少の不具合が起ころうと、デザインと美の哲学のようなものでカスタマーを虜にするメーカーはそうそう見つかるものではない。こういうモノづくりを今後も期待したい。



さて、国内では大型のモーターサイクルの市場は縮小傾向にあったが、昨年 2014 年は久しぶりにプラスに転じたそう。

ちなみに、昨年 2014 年 3 月から今年 2015 年 3 月にかけ、400 cc以上の大型バイクカテゴリーの中で、一番売れたのが MT - 09 だったそうだ。

自分の手がけたバイクがたくさんの人たちの手元に届くのはとても嬉しい。

街中で走る姿を見かけるたび、ライダーに話しかけたくなる!


以下セールスの Top 10。(Motorcyclistより)

1.  MT-09 (YAMAHA)  4,434 台

2.  CB400SF / SB (HONDA)  2,940 台

3. Sportster 1200 (HARLEY DAVIDSON)  2,422 台

4. MT-07 (YAMAHA)  2,282 台

5. Ninja 400 (KAWASAKI)  1,956台

6. BOLT (YAMAHA)  1,953 台

7. CB1100 (HONDA)  1,825 台

8. CB1300SF / SB (HONDA)  1,738 台

9. CBR400R / CB400F / 400X (HONDA)  1,676 台

10. Sportster 883 (HARLEY DAVIDSON)  1,658 台


二位に 1,500 台の差をつけ、堂々の首位。これは嬉しい。

2013 年度のトップセールスは CB400SF / SB の 2,790 台だったようなので、この年 MT - 09 がいかによく売れたかが分かる。

世界的にもヒットしたそうなので、少しはデザイナーとして貢献できただろうか・・


今後世界を旅行した際に、走る姿を目にすることを楽しみにしている。











A.Oono

Borderless Inc.

9.15.2015

IoTについて その8

こんにちは、DKです。

つい先日、初めてPebble Timeを使っている人に会いました。その方も同じユーザーを初めて見たとの事。
なにかと話題になるIoTですが、実際の所、今どれくらい普及しているのでしょうか?(コンピューターでの仕事が当たり前の時代である点に関しては、IoT化し終えているとも言えますが。)

少なくとも日常生活面ではあまり見かけませんね。スマートハウスなどと呼ばれるものです。日本ではパナホームやトヨタホームなど、多くのハウスメーカーが参入してきています。

なぜあまり普及しないのでしょうか?実際に体験してみないと良さが分からないというのが一番の要因でしょうか。

中古マンションのリノベーションサービス「リノベる。」が9月8日、渋谷にスマートハウスショールーム「Connectly Lab.」をオープンしました。
PhilipsのHueを始めとし、さまざまなIoT製品を実際に体験できるスペースのようです。
このような身近なところで体験できるのは良いですね。



さらに一つの住まいだけでなく、街全体をIoT化するビッグプロジェクトがあります。
Fujisawa SST」は神奈川県藤沢市とパナソニックが主体となって進めている計画で、2018年度の完成を予定しています。すでに第2弾として神奈川県横浜市北区綱島にもスマートタウン「Tsunashima SST」を作る計画もあります。このような広い取り組みでのIoT化の好例があると、一般家庭にもすぐ普及するかもしれませんね。
Fujisawa サスティナブル・スマートタウン

9.05.2015

Tokyo Subsidy Program

備忘録として。



自社で開発中のプロジェクトがあり、開発資金の調達のために幅広く情報を集めている。


先日、東京都(中小企業振興)の公社が取り仕切る助成金事業にエントリーしてみたが、採択されなかった。

申請したのは「新製品・新技術開発助成事業」という項目。

落選理由が明らかにされることはない。



色々と手続きを進める中で、ものすごく疑問に思ったり、煩わしく思うことが多々あったので、少し整理してみたいと思う。

まずは申請するために必要な準備。


はじめに、【 18 ページに及ぶ募集要項】を読み、理解すること。

その他「この見本を参考にしてくださいね」という【 20 数ページほどの冊子】が一冊。

この見本の通りに記入すれば、助成事業に採択される可能性が高くなるそうだ。
提出時に書類をチェックする中小企業診断士らしい担当者がぼそっと話していた。

ああ。なるほど。



そして、
【合計 25 ページに及ぶ申請書類と資金計画書】の記入、そしてその記入した書類を【複写( 2 部)】含め、75 ページ、プリントして提出しなければならない。
データ提出は受け付けていないそうだ。

他に、必要な場合は
【補足説明資料(仕様書・図面・企画書・特許/実用新案のコピー・競合製品のカタログなどA4 30 枚以内)】を 3 部プリントして準備し、提出。
補足資料を 15 枚準備すれば、45 ページ提出することになる。

また、
【直近二期分の確定申告書のコピー(別表 1〜16、決算報告書、法人事業概況説明書、科目内訳書)】

【登記簿謄本(原本:発行三ヶ月以内)】

【社歴書・会社概要】

【法人事業・都民税 納税証明書(原本)】

【見積書のコピー(助成事業に必要な機器など購入する場合)】

【就業規則(ソフトウェア開発の場合)】

【長形 3 号 返信用封筒 2 通(切手を貼る)】


これらを期日までに準備し、運営側の事務所まで持参する。

日時は指定された時間・場所に必ず行かねばならない。


トータル A4 にして 130 ページは超えていたと思う。それを、「紙」で提出するのだ。

誰かが「クリアファイルを準備して提出した方がいいよ」とアドバイスをくれたような記憶がある。130 ページ超を収納するクリアファイルを・・? ああ、なるほど。


そしてその場で、中小企業診断士らしい二人の人物にチェックされる。

おそらく運営側が契約して雇った人間ではないかと思う。

助成金採択のプロセスは中小企業診断士にとって、年に一度の「シーズンもの」のビジネスに違いない。(これは東京都の方針かもしれないが)


そして書類のチェック中に、あれこれと不備を指摘される。

提出義務のない書類について聞かれ、準備していないと答えると渋い顔をされる。

細かくチェックを受け、一つでも漏れやミスがあると、再提出。

次回日時の指定を受け、帰ることになる。


面白いのは、後日改めて数十ページを再プリントした書類を持って訪ねると、違う担当者二人が前回の修正をメモしたものを辛そうに読みながら、ああでもないこうでもないとやり始めることだ。


前回の二人は・・?

日時を指定したのは先方だというのに。



その際は再々提出を命じられた。

前回の担当者が指摘しなかった不備を、修正しなければならないということで。


その後もこの試練を乗り越え、提出するにはしたが、あれだけ時間を割き、他の仕事をストップさせてまで準備した申請書類(合計 180 ページはプリントしただろうか)は、一枚の便箋によってあっさりと終了した。


何とも不思議な仕組みと選考方法だと思う。



大事なのは書類の不備を見つけることなのか、新しい「新製品・新技術」を発掘し支援することなのか。

新しいビジネスの芽やきっかけを探すための仕組みのはずが、かえってその機会を潰そうとしているようにも感じられた。


もっと新しく、違うやり方があると思う。


そして、中小企業診断士の方々にこういったベンチャープロジェクト発掘の仕事を任せるのはまずいと思う。

彼ら自身に新製品デザインや新技術開発の経験があるのなら、話は別だが。


たいていの面倒な作業やうまくいかなかった経験は、何かしら得るものや後々の糧になるものだと思っているが、この件に関しては、「全くの時間の無駄だった」という風に考えている。


何かのニュースで目にしたが、東京はベンチャーをやるには向いていないそうだ。

何となくその理由を垣間見たような気がする。



助成事業に採択されたプロジェクトが閲覧できるようになったので、以下に掲載してみた。備忘録として。










この中から、どれだけ東京を代表するビジネスが誕生するか、注視していきたいと思う。






A.Oono

Borderless Inc.

9.04.2015

IoTについて その7

こんにちは、DKです。

IoTの代表として挙げられることの多いスマートウォッチ。「IoTについて その4」ではPebble Timeについて書きました。あれから1ヶ月半、同じテーマで前回とはまた違ったレビューを書いてみようと思います。

写真はアルミボディのPebble Time Steel


まずは一番の売りである通知機能。これはPebble以外のスマートウォッチにも言えることですが、やはり便利です。スマホを通知確認の為に覗くという行為が無くなりました。
通知時にバイブレーションがかかるので、画面を覗かなくても来たこと分かるの点も良いです。

バッテリーは持ちが良く、充電は週1回で済みます。また、充電時間も1、2時間で終わります。屋外で見やすい反射型の液晶を採用しているため、使用電力が少ないことも大きな要因でしょう。

最後に、デジタル時計としての面白さがあります。ユーザーが自由にデジタル時計を開発し、それをダウンロードできます。このように買ってからも機能の追加、発展が望めるのが今らしいプロダクトであると強く思います。

そんなPebbleですが、つい3,4日前、Android WearがiOSにも対応することが発表されました。多機能なAndroid Wear群を見ているとPebbleの優位性が薄れてくるような気がします。そんな中、いい意味でチープさを価値に追求しているPebbleが市場でどう評価されるか、今後のウェアラブルデバイス界の動向が気になります。

Android Wear for iOS




9.01.2015

Tokyo Night Touring

連日深夜までの仕事で、じっくりと Borderlog の記事を書く気力がなくなってしまっている。


もっと視野を広くもって、常に新しい情報をキャッチアップし、自分なりに物事を深く考えなければいけないな、、と思いながら。


ここのところ涼しくなり、やっとバイクに乗れる気候になってきた。

雨が多いのには気が滅入ってしまうが。。



この春は東京の夜を撮影しながら走って回った。

改めて流してみると、東京は普段と全く違う表情を見せてくれる。


電車はもちろん、車やバス、自転車では決して味わうことのできない、すごく魅力的な東京がある。


バイクに乗るのは色々な意味で覚悟がいる。これほどリスクの高い乗り物もあまりない。

それでも、こういった景色や、季節の変わり目に吹く風などを感じながら外を走ると、バイクに乗っていて良かった、と心から思う。



GoPro で撮影したものを編集してみた。

皇居から東京タワー、銀座、お台場、レインボーブリッジ、外堀通り、明治通り、新宿歌舞伎町と、夜の東京は極めて色々な表情があって面白い。


普段仕事をして都内を動き回っていると、ごちゃごちゃとして、人が多くて、美しい街並など全く見当たらなくて、ゆっくりできる公園なども近くにない、そんな環境にうんざりしているが、こうして見ると、東京も魅力的なところがあるなと思う。

そしてまたうんざりすることになるのだが。。




Tokyo Night Touring




A,Oono

Borderless Inc.