2.25.2015

Rollei B35の使いやすさ

こんにちは、DKです。

今回は前回の補足として、Rollei B35はなぜ使いやすいのかという話をしたいと思います。

なぜ使いやすいと感じるのか、それは限られたボディサイズにパーツが適切に配置されているからです。

まず、35mmフィルムカメラでありながら軽量で小さいです。
持ち運びの際はレンズ横のボタンを押すとロックが外れ、レンズ部分を本体に収納しておけます。

次に、操作系がレンズの鏡筒周りに集約されています。
目線の移動を最小限に、距離、絞り、シャッタースピードの選択を行うことができます。レンズ端のリングが距離指針、3.5,4,5.6など書かれている部分が絞りダイヤル。B,30,60,125と書かれている部分がシャッタースピードダイヤルです。
上面にある大きなダイヤルは露出計で、露出決定に慣れていなくてもここで示された数字に数字を合わせれば大きく露出を外すことがないようになっています。

また、巻上げレバーが左側についていることで、小さいボディサイズでありながらもシャターボタンまわりのクリアランスが十分に確保されており、右手はシャッターを切ることだけに集中できるようになっています。
実はこのカメラは実は左手だけで操作できるように作られているのです。

最後にファインダーの位置です。普通のモデルと比べて、位置がレンズに近いため、ファインダーで覗いた視野と写る写真の範囲の誤差がより少なくなっています。

このように全体の完成度は高いのですが、惜しむらくは露出計の意匠が合っていないということでしょう。露出計を除いたC35というモデルも存在していたようです。

0 件のコメント:

コメントを投稿