5.28.2015

プロダクトの軽量小型指向が生み出す新たな問題

こんにちは、DKです。

今日はプロダクトの軽量小型化について書こうと思います。

ものの大きさ、重さは、メカパーツを多く含んだプロダクト製品にとって、一つの足かせのようなものだと思います。特に人に近いプロダクトであればあるほど。


いかに軽量でコンパクトにするか?
日本のものづくりの得意とされる部分ですね。しかし、軽量小型化を進めるばかりに製品の構成要素までもが取捨選択を迫られるケースが多々あります。

例えば、携帯電話からスマートフォンの転換におけるキーボタンの消失がその典型的な例です。ボタンの代用としてタッチパネルが使われ始めました。


携帯電話のボタンにメリットがどれほどあったかと言えば、一番はレスポンスが感触として返ってくるところでしょう。押し間違えも少なくなります。
タッチパネルは押した感触が無く、また他の指を置いて操作することが出来ないため、ボタン操作に比べて疲労感が格段に多いとも言われています。


アナログだったものをデジタルで代用する。それは軽量小型化への一番の近道であり、コストカットにもなります。しかし人間の形状や大きさが極端に変わらない限りは、プロダクト側の根本的な問題の解決が切っても切れない命題になり続けるのではないかと思います。ただし、デジタルはアナログとは比べ物にならないほど進化が速いので、そういった問題が皆無になる日も来るかもしれません。
長期的に見ると、現在はデジタルとアナログのバランスのいいとこ取りが望める良い時期なのかもしれませんね。

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