こんにちは、DKです。
今日はまた古いカメラについて書こうと思います。
また、売りであるはずのウエストレベルファインダーは、お世辞にも見やすいとは言えないものでした。
今日はまた古いカメラについて書こうと思います。
Bolsey Cというカメラ、35mmフィルムを使用するカメラですが、ウエストレベルファインダーを持つ2眼レフでもあるのです。おまけにレンジファインダーも搭載されています。
メーカーは「ボルシーアメリカ」というアメリカのカメラメーカーで、1950年から5年ほど製造されていたようです。残念ながら今は存在しません。
はっきり言って、とても使いにくかったのですが、前方の風景を上から覗くという今のカメラには無い体験が出来るため、全体としては楽しいカメラでした。
不満は重たい事です。機械式のカメラなので仕方ないとはいえ、持ちにくいボディ形状がそれに拍車をかけています。大きくRのついたボディ形状は、かえってしっかりと握ることができません。レンズ部分が前面のスペースを大きく取っているため、指部分のクリアランスが取れていないためです。背面も母指球(親指の付け根)にフィットしないため、やはり安定しません。
また、売りであるはずのウエストレベルファインダーは、お世辞にも見やすいとは言えないものでした。
性能もシャッタースピードの上限が1/200までなので撮影表現の幅は狭かったです。全体の操作感も、操作部が小さいのと反応が薄く、ほんとに動いているか分かりにくい面もありました。
性能や精度は二の次に、35mmカメラに2眼レフ式ファインダーを載せ、さらにボディにメッキ加工を施して光沢のある銀色にしてしまうところが、いかにもアメリカらしいなと思います。
今ではフィルムを通すこともありませんが、ファインダーに映る像をたまに覗いてみる事があります。
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