12.16.2015

Samsung Gear S2

こんにちは、DKです。

今日紹介するのはサムスンのGear S2です。今年の10月に発売されたばかりです。
ちなみにサムスン初の円形タイプスマートウォッチです。

UI image

スクリーンは完全な円形で、発色もPebble Time Roundとは比べ物にならないくらい精細ですね。グラフィックデザインも円形ディスプレイに合わせ、力を入れているのが分かります。

スマートウォッチの操作というと、タッチ操作、ボタン操作ですが、このGear S2はベゼルが回転します。それにより、中のUIと連動した快適な操作性を得ていることが最大のデザイン的な特徴でしょう。

Apple Watchもリューズに見立てたダイヤル操作を搭載していますが、Gear S2の方がUIとベゼル操作の回転軸が同じなので、より優れている操作性だと思います。

Samsung Gear S2 / Samsung Gear S2 classic
製品ラインナップにはクラシックタイプも用意されており、ベゼル部分のデザインも差をつけています。中身は同じですが、全く違う製品に見えますね。
この製品展開も面白いと思います。

同じデザインの時計画面を表示させた時の比較


造形面では、ベゼルの内側に面をつけることでより円形である形状がより印象的に見えるような工夫がされています。ベゼル部分以外の造形はあえて凝らないことで、より天面のディスプレイとベゼルが引き立っています。

12.14.2015

IoTについて その14

こんにちは、DKです。

前回は既存の時計に近いスマートウォッチを紹介しました。Withngs / Withings Activeだけでなく、スマートウォッチの傾向として、腕時計への回帰と言えるような、丸型へのあこがれが強いように思います。
今日紹介するのはPebble Time Roundです。

Pebble / Pebble Time Round

Pebbleからこの秋に発売された新型で、いままでのPebble製品には無かった円形ディスプレイを搭載しています。特長はディスプレイだけでなく、より時計に近づける工夫として従来のスマートウォッチの苦手分野だった薄型化を取り入れています。

厚さ7.5mm、重さ28gの軽量設計

一見普通の時計と変わりませんが、ベゼル(液晶周りのフチ)が厚かったり、薄型にするために今までの特長でもあったバッテリー寿命の短縮や、防水仕様でもなくなっています。
このような点から、やや早すぎた市場投入であるとも思いますが、形状に関してはスマートウォッチ群の中でも一番従来の腕時計に近いと言えるのは間違いないはずです。

次回も円形ディスプレイのスマートウォッチを紹介します。


12.10.2015

Generation Next




先日の休日に丸の内仲通りを何気なく歩いていると、今年 2015 年のGood Design 受賞作品の展示があった。


ここ GOOD DESIGN Marunouchi はデザインと社会をつなぐコミュニケーションスペースとして今年 10 月末にオープンしたらしい。


受賞作品を見ようと中に入ってみて、何年か前のデザインからどんどん対象となるものが変化してきていることを感じた。


あらゆるところで取り上げられ、次の産業革命のように言われ盛り上がってきている IoT 分野のプロダクト。

特に近年立ち上がったばかりの Startup の受賞が目立っていたと思う。



何と大賞に輝いたのは 2012 年設立の WHILL でした。 知らなかった・・



WHILL  Model A



他にも、Ring を開発する 2013 年設立の Logbar の受賞や、


Ring ZERO


2004 年 設立で、もう東証一部に上場している CYBERDYNE の HAL。


HAL


注目の IoT プロダクト、JINS MEME も受賞していました。これ和田さんのデザインなんだな。


JINS MEME



面白かったところでは 2007 年設立のユカイ工学さんの BOCCO 。


BOCCO



2014 年設立の Qrio スマートロックも。

Qiro は SONY の技術陣がしっかり関わっているだけあって、クオリティがとても高い!


Qrio Smart Lock



このスペース内に収めるには色々な選定要素があったことと思うが、ベンチャー企業のハードウェアプロダクトの受賞が多いのは嬉しかった。


未来のプロダクトにはデザインは切っても切れない、大切な要素だと思う。


こういった新しいタイプの企業がどんどん社会の目に触れて勢いづいてくれば、もっともっと日本のメーカーが盛り上がってくると思う。



世界をリードできるような企業が早く登場してくるといいなと思う。





A.Oono

Borderless Inc.